テキトーに生きる子持ち女性が思ったことを書くブログ

夫婦のこと、子宮筋腫 開腹手術のレポ、趣味(音楽・アニメ・香港映画・宝塚etc…) いろんなことを書きます。

【ジェット・リーことリー・リンチェイが好き!】海洋天堂 感想【めちゃくちゃに泣けます!】

こんにちは、さとこです。

今日はりんちぇの過去作の感想を。ずばり!海洋天堂です!!

 

海洋天堂とは?

海洋天堂 [Blu-ray]

 2011年に日本公開された映画です。
りんちぇがアクションを封印して挑んだヒューマンドラマ。
ちなみに音楽はジブリ映画でおなじみの久石譲さんが手がけてらっしゃいます。


簡単にあらすじ

水族館の職員、シンチョンは自閉症と知的障害を持つ息子ターフーを男手一つで育ててきた。
ある日シンチョンはガンで余命わずかと診断される。21歳になるターフーを一人残していくことが耐えられず心中を図るが失敗。ターフーが一人で生きていけるように準備を整えて、生活の術をターフーに教育していくことを決意する。
親子を見守る近所の売店のおかみさんや水族館の職員たち、そしてターフーが心を通わすサーカスの団員 リンリン…周りの人たちに支えられて歩む親子の物語。


海洋天堂にまつわる思い出

この映画は2011年の公開時に劇場で観ました。
が、上映があることを知ったのは署名活動がきっかけです。
当時アクションシーンのないこの作品が日本で上映されるのか、難しいのではと危惧したりんちぇファンの方が署名活動をされていたのです。
結果的に無事に上映されることになったというわけで本当によかった(^^)

当時の触れ込みはもっぱら「アクションを封印したジェット・リー」という感じだったので、正直どんな感じなんだろう~と軽い気持ちで観に行きました。
あと自分自身、仕事で自閉症の方と接する機会があって本を読んだり勉強している時期だったのでこの映画に興味を持ったといういきさつもありました。


海洋天堂のここがすごい!

映画館で泣きすぎで気分が悪くなったくらい、泣ける作品です(T□T)
大切な人の死も題材にしていますが、観終わった後に嫌な感じは残らずむしろ前向きになれると思います!
「今日は感動する話を観て泣きたい!」と思う人にはオススメです。

まぁ私の場合、映画を観る前にYOUTUBEで予告編を見て、海に身投げして死のうとするりんちぇ父子と久石譲の音楽が重なっただけで泣きそうになったので涙腺がおかしいのかもしれませんが…。
今もこの文章を書くためにどんな内容だったかな…といろいろ調べながら泣いてます…。
私の涙腺のおかしさを差し引いてもきっと泣ける名作だと思います。

 

また、自閉症と知的障害を持った方を扱った作品ですがその描き方は真摯だと思います。
たしかに社会の冷たい仕打ちに合うシーンもあります。
が、それ以上に周りがターフーのことを理解しサポートしていく姿勢が温かく描かれており、やっぱり障害のあるなしに関わらずお互いに理解する姿勢が大切だよなと考えさせられます。


りんちぇが本当にアクションを封印し自然におじさんを演じています

この映画で観られるのはアクションスターのジェット・リー(リー・リンチェイ)ではなく、俳優のジェット・リーです。

りんちぇの映画を観る時ってやっぱりアクションとか動作の美しさを重点的に観てしまうのですが、この映画のりんちぇは本当に平凡な普通のおっさんです。
水族館で働く姿、売店をやってるお隣さんとのやり取り…どれをとってもふつーーーーのおじさん。
そのへんにいそうな感じです。

 

最初はその姿をほのぼのと笑って観られます。
でもりんちぇ演じるシンチョンの秘密が発覚し、ターフーが入れる施設を訪ね歩くあたりから「どうなってしまうの??」とオロオロしてしまいました。
一人で生きていくためにいろんな生活の術や社会の決まり事をターフーに教えていくシーンではシンチョンの必死な姿に涙。。。
父から子への愛、そして2人を取り巻くいろんな人たちの愛に終始感動しっぱなしです。

 

最後、ターフーがシンチョンに教えられた通りに普通の生活を普通にしている姿が映るのですが、それまでの過程が描かれているだけにその普通の姿を観るだけで涙腺が決壊します。
(私たちが考える「普通であること」っていったい何なんだろう?と考えさせられます。)

グイ・ルンメイ演じるピエロの女の子との交流がこれからも続くのかな?という明るい光を感じながら終わりを迎えるので、
ただのお涙頂戴的な話ではなく、自然と前向きな気持ちにさせられました。
観終わった後も気持ち悪くなる(吐きそうになる)くらい泣きましたが心は晴れ晴れとしていました。

 

ちなみに主題歌は台湾を代表するスーパースター!ジェイ・チョウさんの「説了再見」です。
ジェイはりんちぇのこと大好きなんですね、霍元甲でのタッグ再来!
この楽曲がまたいいんですよ…(T□T)映画のおかげで、この曲を聴いただけで涙が出るようになりました。

日本語訳も本当に切ないです…。
私は音源買って何度も聴いてます…!!! 

說了再見 - Jay Chou

公開当時、りんちぇも演技派へ転向!とかあくまで俳優としてのキャリアを築くために出演したのかと思われるような書き方をしていたニュースなどあったように記憶していますが、

本当にこの問題を伝えたかったから出演したんだろうなって、
慈善事業に関心が高いりんちぇならではだなって、
そういう点でも本当にほっこりします。

 

やっぱりリンチェイは人間として尊敬できる俳優さんだ!!と改めて感じられる良作です。

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