テキトーに生きる子持ち女性が思ったことを書くブログ

夫婦のこと、子宮筋腫 開腹手術のレポ、趣味(音楽・アニメ・香港映画・宝塚etc…) いろんなことを書きます。

【ドニー・イェンことドニーさんが大好き】孫文の義士団 感想

まだまだあるぞドニーさん!どうも、さとこです。

こちらの映画、想像してたのと全然違う映画です!
てっきり、なんとか団とかなんとか派みたいな手練れ達の冒険活劇だと思って見始めたら…
いろいろ感慨深かったです…(T□T)

孫文の義士団とは?

 孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・プライス [DVD]

テディ・チャン監督作品。2009年の作品です。

ドニーさん筆頭に、レオン・ライニコラス・ツェーファン・ビンビンなどなど豪華俳優陣が出演されています。
 英題の「ボディーガード&アサシンズ」が表すように孫文を暗殺しようとする清朝の手だれ達といろんな事情で孫文の護衛をすることになった人々との戦いを描いています。

 

簡単にあらすじ

清朝孫文率いる革命派の対立が激化していた1906年の中国。
孫文が香港入りし、革命派の会合が行われることを察知した清朝は暗殺団を派遣する。
革命派のチェンは商人リーの協力を得て孫文の護衛計画を立てる。
様々な理由で集まった市井の人々が孫文を守るために奔走する、大変な1日のお話。

ここがすごい

 ・名もなき人々の活躍が胸を打ちます
感動するというか虚しさというか…名もなき人々がよく知らない孫文のためにいろんな理由でがんばる姿が…(T□T)。
革命のために協力するわけではなくて、大切な人を守るためだったり名誉のためだったり、それぞれの運命が絡み合うストーリーに観ていて驚きの連続でした。


旦那様(リー)役の人、全編通して演技がうますぎます。

ニコラス・ツェー扮するアスーのお話は涙なしには見れなかったです。
旦那様に「写真館の娘さんとの仲をとりもってもらいたい」と話すあのくだりとか。
孫文の護衛作戦がうまくいったら結婚したいと話すアスーに「写真館に引き返せ」って言うところ。
護衛作戦で死ぬかもしれないなんて言えなくて、すごくぎこちない笑顔で写真館に話に行くのが…もう…(; ;)
さらにそのあと写真を撮るのとかも…もう…(T T)

 

個人的には京劇の彼女!!クリス・リーさんですね。劇中で歌を聴きたかった!!
ちなみにエンディングは彼女が歌ってます。歌うま~♪
父の敵討ちを果たす凛とした姿に「うおーーーーーー!!」って言ってしまいました(T T)
この方はりんちぇのドラゴン・ゲートでも良い味出してます^^

 

少林寺の大男、鉄扇使いの浮浪者のエピソードなどなど全員光ってます(; ;)

アスーは旦那様と坊ちゃんのため。京劇のファン・ホンは父の敵討ち。鉄扇使いは過去の因縁。ドニーさんは元妻と子どものため。少林寺は一市民として報いるっていうスタンス。
こりゃアクション映画じゃなくて群像劇です。すばらしいドラマ!!


・肝心のドニーさんはと言うと…??
この作品で観られるドニーさんは、ズバリ「ダメおやじ」ドニーさんです(笑)
博打に明け暮れ、揚げパンを盗み、子どもに「売り飛ばす!」とか言っちゃって、元妻に痛いとこを指摘されて豆を食いだす…思わず笑ってしまいます(^皿^)
でも笑えるのってドニーさんのダメおやじっぷりぐらいじゃないでしょうか??
それ以外のシーンはすべてが真面目…(;□;)

 

アクションについては香港の街を縦横無尽に駆けるパルクールが観られます。
ドニーさんが主役というわけではなく、あくまで義士団に参加する1人という役柄なのですが「さすがドニーさん!」というシーンに仕上がっています。
うん、さすがドニーさん!!!


この作品は一個人の「何かを守りたい」っていう気持ちがうまく描写されていて、さらにその描写がアクションを良く魅せるような演出だと感じました。
これぞ、アクションとストーリーの融合!!!これぞ、義侠の士!!!

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