テキトーに生きる子持ち女性が思ったことを書くブログ

夫婦のこと、子宮筋腫 開腹手術のレポ、趣味(音楽・アニメ・香港映画・宝塚etc…) いろんなことを書きます。

【ドニー・イェンことドニーさんが大好き】イップ・マン 三部作(序章・葉問・継承) 感想

やっと書き上げました…さとこです。

 

今日オススメしたいのはこちら!!!!
ドニーさん主演「イップ・マン」です。ドニーさん主演のものはすでに3本制作されており、スピンオフもたくさん出てるのでレンタルする時に頭がこんがらがるやつです(^^;)

 イップ・マン 序章 (1作目 2008年)

イップ・マン 序章 (字幕版)

 

イップ・マン 葉問 (2作目 2010年)

イップ・マン 葉問 (字幕版)

 

☆イップ・マン 継承 (3作目 2015年) 

イップ・マン 継承(字幕版)

この3本がドニーさん主演/ウィルソン・イップ監督作品ですのでお間違えなきよう…。

 

イップ・マン(葉問)とは実在の人物で、「詠春拳」という拳法のお師匠さまです。実際にブルース・リー詠春拳を教えていたというすごい方。
そのイップ師父(シーフー=師匠)の人生をフィクション交えてドラマティックに描いたのが「イップ・マン」のシリーズです。

 

この作品の何がいいって、シリーズ通してイップ師父が醸し出す優雅な空気感です。
これまでのドニーさんの作品って「警官でオラオラしてて超腕っぷしが強くて」みたいなイメージが強かったのですが…上記の写真をご覧いただいてもわかる通り、
オラオラを黒の長袍にしまい込み、ひとり木人椿に向かう姿…あぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁああかっこいい!!!!!と叫びを噛みしめたくなります(´□`)

ゆったりとした長袍、椅子に座ってゆっくりたばこ燻らす姿、美しい奥方との組み合わせ…めっちゃ萌える(´Д`*)ハァハァ
 

そして何より強い!とにかく強い!そして優しい!これぞ男!めっちゃ燃える(`Д´*)ウオリャー

というような「萌と燃」が詰まった作品です。せっかくなので三部作の感想も記しておこうと思います。

 

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イップ・マン 序章 (2008年)

  ・簡単にあらすじ

中国 佛山は武館(武術道場)が立ち並ぶ武術の町。そこで詠春拳の達人でありながら弟子をとらず地元の名士として悠々と暮らしているイップ師父。道場破りがやってきて戦うことになったりしながらも幸せに暮らしていました。
ですが幸せな日々は続かず時代は日中戦争へ・・・イップ師父のお屋敷も日本軍にとられてしまい一家は貧しい生活を余儀なくされます。
 佛山を占領した日本軍の将校 三浦が労働者の中から武術のできる者を集めて戦わせている現場では仲間の名誉のために、友人の工場では町の人々のために・・・激動の時代の中、身近な人のために拳を振るう師父。
イップ・マンと戦ってみたい!三浦将校に勝負を挑まれたイップ師父・・・そしてイップ一家の運命やいかに!?


・ここがいい!

いろんなアクションシーンあるのですが、木人相手にひとりで型をするシーン、工員相手に型の稽古をするシーンなどのワイヤー使わない武術シーンも所作が美しくて惚れ惚れします(´ω`)~♪


実在のイップ・マンさんも動きが上品だったらしいですが、ドニーさん演じるイップ師父も本当に優雅です。

日常のシーンではほのぼのとしたイップ師父のキャラクターがアクションとは対照的で、そのギャップに引き込まれます!
手合わせを「食事中で…」って断っちゃうとことか、たばこを燻らせてイスでゆらゆらするとことか、茶館でなんか食べてるシーンとか(笑)


その平和な日常は日本軍の侵攻によって脆く崩れ去り、イップ師父は戦いの場に赴くのですが…日本軍の描かれ方が観ていてつらいところもあります。
映画はフィクションですがイップさんが戦火を逃れて香港へ移り住んだこと、「日本人には詠春拳を教えるな」という遺言を残したということは史実のようです。

この序章だけを観ると終わり方がモヤッとするので、間髪入れず2作目を観ることをオススメします。
序章だけを見て判断するなかれ…イップ・マンを観る時はぜったい1&2作目をセットで!!!

 

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イップ・マン 葉問 (2010年)

  ・簡単にあらすじ

舞台は香港に移り、武館をはじめたイップ師父。
弟子をとったら喧嘩騒ぎをおこしてドタバタしたり、武館を束ねる頭役の洪師父に目をつけられたり、香港を統治する白人からはボクシング勝負を挑まれたり、奥さんは第2子を妊娠していてイップ師父の行動にハラハラしたり。
またまた戦いに巻き込まれてしまうイップ師父の物語。

 

・ここがいい!

1作目と打って変わって平和な空気が流れる作品です。

序章も豪華キャストなのですが、2作目では男前なホァン・シャオミンさんがイップ師父の一番弟子に加わります。
他にも「あれ?この人ワンチャイで見た?」な人が警察官で出てたり…何よりも!
SPLでおなじみのサモ・ハン御大も出演してます!!!ちなみにサモ・ハンは今作のアクション監督でもある。
 

サモ・ハンは町の武館(道場)を取りまとめるいわば自治会長的な・・・洪師父を演じています。

この方の貫録が映画のアクセントになってます…すごい存在感。

 

また1作目のキャラクターも出てくるのでやっぱりセットで観るのがオススメです^^

 

細かい点ですが、序章に続き食事シーンは相変わらず(笑)
サモ・ハン演じる洪師父の食卓もありーの、イップ家の食卓もありーので生活感満載の癒しシーンもいい味出してます(´ω`)

序章に引き続き美しい型はもちろん見どころですが、ワイヤーを使ったアクションも「よっしゃ決まったーーーーー」って感じで気持ちがいいです♪

 

個人的なオススメポイントは、なんといっても魚市場のシーンのイップ師父の長袍後ろ姿(@ω@)カッコイイー!!
あのシーンで着ている長袍の材質を知りたい(笑)
なんか体にフィットしてて…でもピッチリはしてなくて…シルクみたいなサラサラな生地じゃなくてちょっと綿とか麻とかみたいな…長袍研究家になりたい(笑)

 

ラストバトルは中国武術VSボクシング!!誇りをかけて戦う姿が熱いです!!
武術家同士、人間同士、お互いに理解しあおうという熱いメッセージもありましたが、家族を大切に思う師父の姿にほっこり温かい気持ちにさせられます(´ω`)
父強し!!

 

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イップ・マン 継承 (2015年)

 ・簡単にあらすじ
師父はボクシング対決の後、町の人たちからも慕われる存在となっていた。
 長男の葉準は勉強のため仏山に戻り、イップ家は師父と奥方、次男の正の3人で平和に暮らしている。
ある日、正が同級生とけんか騒ぎを起こし、師父はその同級生の父親 張天志(マックス・チャン)と知り合う。張は師父と同じ詠春拳を学んでおりいつか武館を開く夢を持っていた。
そんなある日、息子の通う学校の土地を目当てに地上げ屋が学校を襲撃するという騒ぎが起こる。
自警団を結成し学校を守る師父と、武館を開くための資金作りのため地上げ屋に加担してしまう張。
そして、師父の奥方に忍び寄る病魔の影…。
 師父は学校襲撃の黒幕、フランク(マイク・タイソン)のアジトに単身乗り込み勝負を申し込む。
資金を得て武館を開いた張は「詠春拳の正統派はイップ・マンではなくこちら!」とイップ師父に勝負を挑む!


・ここがすごい
待望の新作!!日本で公開されたのは実はつい先日でした。映画館で見ることができて本当にうれしかった・・・!

3作目の新キャラは、元プロボクサーのマイク・タイソンと…
何といってもマックス・チャンですよね~~~~~!!!!!

 

えっ…誰このイケメン…トゥンク…(゜□゜)となった方は多いはず!!!
ドラゴン・マッハの獄長とは大違いの戦うパパを演じています。
もともとスタントマンとしてドニーさんのダブルを務めたり、影の存在としてがんばってらしたんですよね…。

 

ワイルドでダークな雰囲気をまとったキャラ造形が師父の優雅さと対照的で、おいしいキャラだな~と思ったら、何とスピンオフが作られる予定とか!?
めちゃくちゃ楽しみです♪

ドニーさんとの詠春拳VS詠春拳も遜色なく、この方がいたからこそ成り立つ作品だったと本当に思います。


そして、本当に泣ける映画になっています…(T□T)
  

「最近あなたの木人の音を聴いていない」と師父にお願いして型をやってもらうシーン。
 張天志と戦うきっかけを作る奥方の心づかい。
1作目では「武術をしないでほしい」と言っていた奥方が、イップ師父にとって一番の理解者となって支えてきたんだなと夫婦の絆に感動しました。

 

木人のシーンはこの世で一番美しい武術のシーンかもしれないですね…。
あのシーンに秘められた師父の思い、あの小洒落た武館の雰囲気など
今まで武術の型を演じるシーンは数あれどこんなに美しいシーンは観たことがない!!!
と思いました。

 

ムエタイ使いと奥方を守りながら戦うシーンはもう単純に「師父かっこいい(T□T)」と泣けます。

継承を観てからもう一度1作目・2作目を見返すと感慨深いです。

 

4作目として続編(あと張天志主役のスピンオフ)が作られると聞いていますが、流れ的に師父とブルース・リーの交流が描かれるのかな??

 

本当に本当に楽しみだし、ドニーさんにはイップ・マンをライフワークとしてずっと続けてもらいたいなと思います(^^)
今後も期待するシリーズです♪

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