手術直後は思ったより元気だったので
「手術次の日には歩かされる?余裕っしょ(゜∇^d)!!」と甘く見ていた私…
開腹手術の洗礼を受けました…。
起床して看護師さんが来て、バイタルチェック後心電図や酸素マスクを取り除かれます。
足につけていた血栓防止のための機械(マッサージ機みたいなやつ)も取り除かれ、
看護師さん 「立てますか??」
私 「がってん!やってみます!!」
看護師さん 「じゃあおしっこの袋とりますね」
(尿道からスポンと管を抜かれてなんか変な気分)
ベッドに座るとこまではまぁなんとか大丈夫。
で、よいしょっと立ち上がった瞬間…
血の気がサーーーーーーっと引き、一瞬で体が冷たくなって冷や汗が滝のように毛穴から吹き出しました(((゜ロ゜)))
ア、アカン…ムリデスワ…とベッドに座り直すと看護師さんも「わ!すごい汗!」と焦りだす始末。
おまけに気分も悪くなってうっすらと吐き気がしています。
しかし、おしっこの袋をとってしまったから点滴でつねに水分が補給されてる状態なのでトイレには自力で行かないといけない…
昼に再チャレンジすることにしました(@_@)
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昼から聴診器でお腹の動きを診てもらい、「腸が動いている」と判断され無事に絶食解除。
お粥中心のごはんが出たのですが、朝のダメージが強く気持ち悪くて3口ほどしかすすれず…。
その後めちゃくちゃ尿意を催したため看護師さんを呼んで再度歩行に挑戦します!
その時は必要に迫られていたからか、クラクラするけど立ち上がりトイレにいくところまではすんなりいきました。
「よっしゃいける私はできる!」と自分を励ましてトイレを済ませて立ち上がった時、
「ア、コレアカン!!!」再び吐き気が襲ってきました…。
看護師さんに支えてもらいながら病室に戻る途中「吐きそうです(@_@)」と訴えたものの時すでに遅く…ベッドにつく直前でリバース!!!
(と言っても看護師さんの想定内で吐いてもいいように洗面器みたいなのを持ってはったのでセーフ!!)
その時、吐くためにお腹がめちゃくちゃ動いて傷がギュンギュン痛んで「いってぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」と叫んでしまいました。
(いや、そっちかーい!というツッコミがうまれた)
吐いてスッキリして気分がましになり、トイレに行けたこともあって「大丈夫!いける!」と思いました(その時はまだ…)。
その後別の看護師さんに手伝ってもらい、体を拭いて手術着から持参したパジャマに着替え気分も落ち着きベッドに横たわっていたのですが、
夕方また事件が起こりました(゜ロ゜)
熱、血圧、背中に入れている痛み止めのカテーテルをチェックしてもらっているとき、起き上がって背中を見せているとまた吐き気が。。。
しかも光の早さで襲ってきたため、「吐きそうです(@_@)」と伝えるころには時すでに遅く布団と着替えたばかりのパジャマにリバース!!!
気分最悪な状態でもう泣きそうでした(T-T)でも仕方ないよね病人だもの。
背中からの痛み止めは吐き気を催しにくい種類のものを選んでもらったとはいえ、もともと開腹手術を受けると吐き気を催すことが多いらしいです(特に女性は)。
術後は体を起こすことさえもダメージが大きいんやな~と事の重大さを再確認しました。
夜のごはんもお粥を3口ほどしかすすれず…メニューが煮込みハンバーグでおいしそうだったので涙を飲んで見送りました(T-T)
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もう今日2回も吐いたしどうしよ…と思ったのですが非情な点滴は尿意を追い詰めてきます。
夜にまた看護師さんを連れてトイレに行くことに。
「昼間トイレ行って気持ち悪くなって吐いたんですよ…ハハハ」と悲しく笑っていたのですが、だんだん体が慣れたみたいでヨチヨチ歩きながらあっさりとトイレに到着。
用を足してまたベッドに到着。
「あれ?いけたやん!!」
人間って1日でこんなに回復するのか!!!と感動すら覚えました。
その後点滴のせいで(おかげで?)夜中も2時間おきに目覚めてトイレに行くことになり、最初は「トイレ行くときはナースコール押してくださいね」と言っていた看護師さんから明け方には「もう一人で行ってもらって大丈夫ですよ(ニッコリ)」とお墨付きをいただきました!
で、トイレについてなのですが…
感染症防止のため?清潔を保つため?
・用を足したあとは清浄綿で局部をきれいにふく(帝王切開した妊婦さんにも同じことをしてもらってるとのこと)
・ナプキンを取り替える(手術後は出血がある可能性があるのでナプキン着用必須でした)
・傷をかばうためにつける腹帯(腹巻き)を巻き直してきゅっと固定する
という作業は必須。
あと点滴台を押して、背中の痛み止め薬が入った袋を首からぶら下げて移動をしてたことをここに記しておきます。
体から管だらけ&傷をかばって前かがみ&足取りもヨチヨチ。
ザ・病人、これぞ病人、誰がどう見ても病人…な1日でした。